●クリアを吹く！ 　　 　前頁でウレタンクリアコーティングして対候・対油性を得ようと方針を決めた訳ですが、まだ塗らなくてはならない部品は沢山あります。グリルと窓枠を塗装。だいぶこの塗料のコツが掴めて来まして、ご覧のように非常に美麗な艶が出ており、面も均一で素晴らしい（自画自賛）の一言です。 　 　いよいよボディタブ・窓枠類にクリアを吹き付けます！クリアはイサム塗料のＭＲクリヤーＨｉを使います。速乾性の10:1クリアです。が！ここで恐ろしい出来事が・・・・・・・・・・・・・溶剤には弱いを前頁で記したアクリルウレタン・・・・・・・・ワックスオフにすら反応してしまう事が判明！しかしもう後戻りは出来ませんので・・・・・・・・・塗ります。 　結果ですが、クリアを希釈した際のウレタンシンナーにモロ反応。ナンと、垂れも柚子もなく綺麗に塗ったベースコートが流れました（泣　縮れが出なかっただけまだ良いですが、仕上げは悪くなってしまいました。何とか艶やかには塗れたのですが、若干心残りです。 　　 　泣いてばかりもいられませんので、細々した部品も再生します。キモいくらいに白濁して表面がモロモロ崩れ落ちるルームミラーですが、このまま塗装してもボロくなるだけです。よって樹脂部をガスバーナーを用いて遠火で焼いてから再塗装しました。表面が溶解して全体的に固まるので、ソコソコに仕上げる事ができます。ま、この鏡面はJA11などの高年式車と同じものですので、余裕があるときに交換すれば良いでしょう。 　この車両には乗員脱落防止棒がちゃんと残っていました。が、当然ボロ錆なので綺麗サッパリ、ツルピカに仕上げてやりました！ 　　 　今回、ダッシュやキャビン内は純正の緑を残す方向で作業しています。というのも、バラして塗ったほうが楽なのですが、零戦の機内色が緑色ということと、新車当時のステッカーの残る味の出た部分は残したかったのです。塗り残した感が出ないように塗り分けたつもりですが、個人的には気に入っている部分です。 　 　酸味の効いたヒンジ類も、もれなく再生です。 　　 　ワイパーのナットとキャップ。この部品は常時在庫していま〜す！窓枠関連の部品も組み付け、ワイパーモーターも分解して塗装。ゴム類はお湯と洗剤で洗浄してやると柔軟性と艶が蘇ります。バイザーはクリーニングしてから装着！因みに窓枠を一人で組み付けると、いらぬ傷を付けがちです（というか自分のでやってしまいました）ので、家内に手伝ってもらいました！ワイパーはブレードを黒に。やはりこの線の細いワイパーが似合いますね！ 　折角窓枠が立ったので！ヘッドライトやグリル類を組みつけてみました。 　かかっか・・・・・・・・・・・カッコイイ！！！！ハイロンサム号改め 　ZEROエイトです！ 　 　萌えていても仕方ないので先に進みます。ボンネットもサフ入れ、黒塗装、ウレタンクリアでツルッツルです。 ●細々としたこと 　 　ボディが出来ていくのと並行して、自動車としての機能も取り戻してゆきます。まずはWAKOの同時点火ユニット、スペースの都合上綺麗に取り付いていませんでしたので、見た目綺麗に、配線と配置を見直しました。ブラシが磨耗して異常に回転が重かったセルモーターを交換。インシュレーターゴムがカチカチに硬化していたのでこれも交換しました。さらに電装系、ウインカーを設置しました。 　　　 　リアはフロントと同様の物をブラケットを製作して設置しました。 　 　シートはステッチの切れなどがありますが、そこは目をつぶって徹底的にクリーニングです。シートベルトも風呂場で洗濯しました。全体の色味として、零戦には少し赤が入るので良い感じだと思います。ついでにトランスファーレバーのブーツがカチコチに硬化していてシフト不能でしたので、手持ちのものに交換してシフト可能になりました。シフトレバーも位置がズレていましたので調整。固着していたシートレールもスライド可能、同じく固着していましたリクライニングも可能になりました。 　 　ステアリング。多分アルトワークスのものでしょうか。革巻きでよく出来たものですが、径が小さすぎハンドリングが重いので、自分のエイトからいただき！交換しました。ステアリングホイールひとつで、随分を雰囲気が変わるものです。ハンドルも軽くなりました！ 　因みに、このステアリングの穴に親指を突っ込むと抜けなくなりますので注意です。 　 　このキモい物体は溶解したウオッシャーポンプです。ナゼかちゃんと持ってる手持ち品に交換しました。不具合のある部品に即時対応できてしまうのには、我ながら驚きです（笑　やはり部品をきちんと集めておく事は重要です。この手押しポンプと同時に、ミツバのワイパーリレーは撤去しました。 　かなり、できてきました！！！！！！ つづく

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