●第5壊 前言撤回?

04年10月26〜31日
 前回で「極上」と浮かれていた私・・・・。作業は上から手をつける事に決定し、屋根から補修し始める。助手席側に怪しい塗装の浮きがあり、突っついてみると・・・・予想通り(?)サクッと貫通。そのまま錆を追いかけてサンディングしてゆくと留まるところを知らぬ錆っぷりで、ピンホールも含めた「穴」は10数箇所にも及んだ。

 
 このように過去に塗装を剥いで補修した箇所は錆が再発しており、ついつい目が行ってしまうが、本当に疑うべきは再塗装された黄色が残る箇所で、塗膜の下でジワジワと錆が進行している可能性がある。何箇所かサンディングしてみて下地の様子を確認しながら作業したほうが良い。

 
 塗装を落とし続けていくとルーフを一周してしまいそうなので、ドアの終わりあたりで一旦止めておく。あまりに広範囲に塗装を落としてしまっては作業の手が行き届かず、更に錆させてしまう。「チョーシに乗り過ぎない」これ大事。特に私はノリノリで進めて後で後悔する傾向が強い(某クラブマンを見ての通り)。さて、穴を埋めてやらねばならないが・・・・


 まずは錆の処理から。穴が空く程の腐食の場合、表面はクレーター状である事が多い。ある程度はカップワイヤーで落としたが、このクレーターの中の錆の除去は中々難しい(ブラスター欲しい)。錆の上から塗布できて最高の防錆能力を誇るPOR-15等で根絶してやらねばならないのだが、私が過去に使用した経験からいくと、PORは錆の上以外への密着性が非常に弱い。塗膜は硬いのだが、シールの様にぺロリと剥がれる事がある。
 錆にはカビのように根があり、これの根絶は非常に困難だという。今回補修に使用したのは定番?のHolts「サビチェンジャー」で、錆自体を黒錆に変換してしまうというもの。私はこのテの商品をイマイチ信用できずにあまり使用していなかったのだが、生鉄に塗布して露天放置したところ、なかなか良い仕事をしている様子なので採用。因みに、別の容器に移してから刷毛で塗布する。錆付きの刷毛を元の容器に浸けてしまうと中で反応してしまうのよね。

  
 いきなりパテ入れの画像で申し訳ない。穴は周囲を少し凹ませてからガラスクロスを接着して足場を作り、パテ入れ。画像は2回目のパテ入れで、サンディング前の様子。パテの色が濃いのは硬化剤を多目にしているから。補修箇所がこの程度なら硬化が早い方が良い。厚付けパテを薄付けするという暴挙に出ている(賢者は真似しないように!)。この位薄く入れないと後がシンドイ。因みにこの逆で、薄付けパテを厚付けしてはいけませんぞ。上方の黒い部分がサビチェンジされた箇所。


 ついでにフェンダーを弄る。ルーフと同時に作業しておき、余りのパテでフェンダーミラーの穴をスムージング。二箇所位同時進行しておくと効率が良いし飽きない。本日はここまで。

おまけ

 観察していて発見。フロントパイプの遮熱版がある。これは初めて見たから恐らく後付け(PL記載無し)。触媒装着時に取り付けられたものか?

本日の出費 0円
合計 73550円